すべては何かのために vol.9
桐蔭横浜大学サッカー部での最初の動きはメンバー集めと基礎練習でした。
一期生が7人入学してもサッカーは11人でやるスポーツで4人足りませんでした。0期生という枠があるのですが、サッカー部できる前には同好会(サークル)が大学には有り、同好会メンバーも一緒にサッカーやろうと初練習するも次の日には同好会のメンバーは誰も来ませんでした。自己主張の強いメンバーだったために、キツく当たったりとかで1日で厳しいと判断したのでしょう。それからメンバーとしてやってくれそうな先輩たちを個々に説得をはじめ、なんとか11人にリーグ戦前に集めることができた。
風間八宏氏の基礎練習が始まる。
風間八宏氏に出会ってから、まず基礎が出来てないとすぐにメンバーみんなに言い放った。そこから※インサイドキック(インサイドパス)からスタート、自分の中では蹴る事・止める事はかなり取り組んでいたことだったがその全てをリセットさせられた。ボールの転がり方1つにしても同じようにすること、足にボールが当たる点と点の場所の違いなどの今まで考えてこなかったことをぶつけてきてくれた。こうなんだと決めつけではなく、ちゃんと納得できる言葉で落とし込んでくれた。
それが今の教える事の基本になっている。
1から作り上げることの大変さも一期生ということもあり、良い体験・経験出来たように思うし、基礎に関しても今に活きている。
※インサイドキック・・・足の内側の土踏まずの辺りにボールを当てて蹴る事。