すべては何かのために vol.26
遊びから得るもの
小学一年生の発想力は半端ない。
友達感覚で「これやろう」とたまに言ってくる。
いつもなら「今は何の時間かな」「何をするべきかわかってるよね」と返す。
え?と嫌な顔をするが、やるべきことを薄々理解してくれて基礎練習をする。
たまに遊ぶ選択をするのだが、その遊びは何?ということをさせようとするのだがよくよく考えると大人が発想しないことを言い出す。
そこに目を向けると面白い。
「壁に当てて、遠くにボールを止めた方が勝ち」と言われて、勝負する。
いろんな目線で見てみると頭をフル回転してる姿に嬉しくなる。
勝手なルールを作るのはよくある事だが、勝つために蹴り方やボールの質を微妙に変えてみたりもしていた。言葉巧みに色んな話をしてきたり、変顔してみたりで抵抗してきます。
そんな姿にまたまた心を打たれる。
勝つのは分かっていたので、上手く調整しながら戦っていた。
その調整してる事を察知されていたように思う。
大人にはない研ぎ澄まされた観察眼は小さい年代にしかないのだろうか。
そうやって成長していくのだろう。
なんでも考え方によっては得るものがいくつもあるようにできるのだろう。
基礎・・・基礎と強く言ってるが、たまには遊んであげようと思う。