すべては何かのために vol.44 「運動会」
「紅組〇〇点」「白組〇〇点」
「白組の勝ちです」
学校中の子供たちが集まり、ワァーと歓声が上がる。
目を閉じれば、運動会といえばそんな光景が目に浮かぶだろう。
もうそうじゃない。
各学年で分かれて時間も決まってる。
時間に追われるけど、追われ方の感覚が違うように思った。
全員でやるわけじゃない。
リレーも数人で1回通りやると終わり。
盛り上がりに欠ける。
部活対抗リレーとか一番盛り上がりそうな種目はない。
何がやりたいのか?ただの消化試合をしてる感じにしか見えない。
個人的な意見と言えば、個人的な意見。
だけど、なんか違う。
サッカーの世界でも勝つか負けるかの勝負の世界。
2つの選択肢をどの場面でも競い合うからこその楽しみがあるはずだと思っている。
ギリギリの攻防のどっちに転ぶか分からないところが面白い。
やるかやらないか・・・行くか行かないか・・・。
どっちかしかない世界。
白黒つけるじゃなく、グレーなところを見せる事しかできないのかと運動会を見て思う。
悪いと言うわけでもない。
この先大変になっていく人たちに何を伝えるかはすごく重要に思う。
笑って生きていける人間形成そしてメンタル。
学び多き場所で沢山の事を吸収してほしいと願う。
「楽しい」という活力をもっと持ってほしい。
というのを自分に言い聞かせながら進んでいこう。
運動会の未来が暗くならない事を祈ろう。